赤ちゃんの頭のゆがみ(その1)

赤ちゃんの頭の歪みについて書きます。

約30%(一説では半数近く)の子供が「位置的頭蓋変形」つまり頭の歪みを有しており、4人に一人の親が子供の頭の形に悩んでいるそうです。

かつては頭の形が良くなるということで、赤ちゃんのうつぶせ寝が流行った時期もありました。うつ伏せ寝による窒息事故も報告され1990年代アメリカで始まったBuck To Sleep運動の影響もあり、わが国でも仰向け寝が推奨されるようになりました。

また、昔のように親がおんぶして仕事や家事をする習慣も減少してるといわれます。つまり寝かせている時間が増え、近年頭の歪みを有している赤ちゃんがかなり増えているようです。

赤ちゃんの頭蓋骨は産道を通るときに重なりあい(小さくなって)出てくるため、頭蓋骨(23個の骨)がくっついていません。骨と骨の間に隙間があります。その後1歳半から2歳で骨が成長してくっつき頭蓋骨が形成されていきます。

つまり生まれてから1年くらいが、形を整える絶好のチャンスということになります。

赤ちゃんの頭の変形に対する施術は、従来の整体というイメージより「頭蓋の成長の阻害因子を取り除く」ためのもので圧は5g(グラム)という程度ですから非常に安全です。現在はヘルメット治療もありますがまだまだ保険適用でないため、驚くほど高額です。

1歳を過ぎると個人差もありますが、骨がくっつき始めるので期限があります。2歳を超えてもやっている院もあるようですが・・・。

将来、お子様が「絶壁」「下あごが出でいる」「おでこが出ている」などと本人のせいでないことで悩まないためにも、ぜひ考えていただきたいです。赤ちゃんのブログはまた書きますね。

備前市「ふじはな整体院」